日本伝統医学の一つに経絡治療があります。経絡治療では「陰陽」、「五行」、「臓腑」と共に非常に重要なものとして「気・血・津液」があります。「気血」については“氣とは何だろう”のブログの中に出てきていますが、津液(しんえき)については詳しく説明していません。なお、津液とは血液以外のすべての体液とされています。
画像出展:「第38回 人体をつくる気・血・津液とは(6)津液(しんえき)」(薬読)
一方、本書でも紹介されているように、体重に占める水分の比率は50%以上、特に新生児にいたっては75~80%が水分とされています。いかに水分が生命に関わる重要な物質であるか分かります。
水の分子式はH₂Oです。Hは水素、Oは酸素です。人体内にある元素の量は1位が酸素で65%、2位は炭素で18%、3位が水素の10%なので、水素と酸素の合計は83%になります。ここからも水(H₂O)の重要性は理解できます。
“氣”とのかかわりはどうなのか、理解していたつもりでしたが、よくよく考えてみるとあまり自信はありません。また、血液以外の体液といえば、涙、唾液、鼻汁、汗、尿、髄液、消化液、そしてリンパ液が思い浮かびます。この中で、全身に分布している体液といえば、リンパ液だと思います。従って、西洋医学の視点で「津液」を考えるならば、まず「リンパ」を理解する必要があると思います。これが今回の本を購入した理由です。
はじめに
第1章 リンパの誕生
1-1 リンパ系の成り立ち
1-2 第二の循環路としてのリンパ管系
1-3 組織液はどう吸収されるのか
1-4 リンパはどう流れるのか
第2章 リンパと初対面した先駆者たち
2-1 見えざる“管”を求めて
2-2 リンパ研究の草分け
2-3 リンパ管を見る
第3章 リンパの源流をたどる
3-1 毛細リンパ管ってどんな管?
3-2 どこから、どのようにして生じるのか?
第4章 全身に広がるリンパの支流たち
4-1 リンパはからだのどこに多い?
4-2 薄い膜組織もリンパは流れる
4-3 腺組織のリンパ流
4-4 臓器内のリンパ流
第5章 リンパの流れが滞ると…?
5-1 「むくみ」の正体
5-2 「リンパ浮腫」という名の病気
5-3 リンパ浮腫をどう治療するか
第6章 リンパと免疫のふしぎな関係
6-1 リンパとリンパ球
6-2 ミクロの戦士・リンパ球の働き
6-3 さまざまなリンパ組織たち
6-4 リンパ流の関所
第7章 がんと闘う歩哨たち
7-1 がんとリンパ管
7-2 がんとリンパ節
おわりに
はじめに
●細胞外液は体液と呼ばれ、「血液」、「リンパ」、「脳脊髄液」などがある。これらは臓器内の細胞や組織で構成されている微小循環における物質交換、水分や老廃物などの排出を行ない、循環によって生体の内部環境の恒常性を維持する重要な機能を果たしている。
●リンパは血管から周囲の組織に漏れ出た成分である組織液を吸収したものである。
●リンパはやや黄色味を帯び、白い血とも呼ばれる。リンパは厳密にはリンパ管の中を流れるリンパ液を指すが、リンパは慣用的にリンパ液だけでなく、リンパ管やリンパ球、リンパ節などを含めた広い意味に使われることが多い。
●『心臓という“ポンプ”をもたないリンパ管では、リンパ輸送はどのようにして行われているでしょうか? からだの位置(重力)や姿勢によって、リンパ管周囲の筋肉などの組織が動くことに伴って受動的な管壁の収縮が生じ、くねるような蠕動運動をしたり、弁の開閉によってリンパが行ったり来たりする振り子運動などによって運ばれます。
近年では、リンパ管の収縮は周囲の組織からの受動的な動きばかりでなく、リンパ管壁の自発的な収縮によっても起こることがわかってきています。健常状態では、血流と比べてきわめてゆっくりとではありますが、確実に流れているのです。
流れの途中には、リンパ管に入ってきたリンパの中の細菌などの異物をとらえる「関所」のようなリンパ節がたくさんあります。リンパ節内で種々の生体反応を起こしながらも、リンパはリンパ節を通り抜けて、やがて静脈に合流するまで流れつづけてゆきます。』
第1章 リンパの誕生
1-1 リンパ系の成り立ち
●ヒトの体内の水分のうち、およそ2/3は細胞内液、残りの1/3が組織液(間質液)、血漿などである。
●心臓から出ていく動脈の血液量を100%とすると、そのうち約90%は静脈から心臓に戻る。残りの約10%は、からだの毛細血管から漏れ出し、周囲の組織の間隙に間質液となる。
●体内における組織液は水分の摂取量と排泄量(尿量など)のバランスによる新陳代謝によって調整されている。
●リンパ管は発生的にも機能的にも血管と密に関連している。その一方でリンパ管系は「第二の体液循環」として独自の解剖生理的、病態生理的な役割を有し、血管系とは異なる性質を数多くもっている。
●リンパ液は水分、電解質、少量のタンパク質に加え、白血球、脂肪成分も含んでおり、細胞に栄養を送る。
●組織液の回収は2通りある。一つは急に過剰に組織液が増加した際の経路である。過剰分の組織液の80~90%が一次的に毛細血管あるいは細静脈の壁を通過して再吸収され血液に戻る。もう一つは、時間とともにゆっくり溜まっていって、二次的に周囲の毛細リンパ管に吸収されてリンパとなる。リンパは細いリンパ管が合流した集合リンパ管に集められ、その後血管に入って血液に戻る。
●血清とリンパの成分を比較すると電解質はほぼ同等である。血清もリンパもアルブミンやグロブリンなどの種々のタンパク質を含んでいる。
●リンパと血清の最も大きな違いはアルブミンとグロブリンの比率である。血清はほぼ同じだがリンパの方はアルブミンの方が約60%多い。アルブミンの分子量はグロブリンの約2/3と少ない。このためリンパの方が血液より粘性が低くさらさらで流れやすい。これにより、ゆっくり流れていても循環できるわけである。
●アルブミンはカルシウムやビタミンなどの栄養素を細胞に運び、細胞からは不要物を回収する。アルブミンの量が少なくなると、血液の浸透圧が低下して毛細血管壁から血漿が漏れやすくなり、組織液が溜まって局所に“むくみ”が生じる。これが一般の浮腫である。一方、リンパ浮腫はリンパ管の吸収低下やリンパの流出減少によって生じるものである。
●リンパの中にある血球は白血球であり、その大多数はリンパ球である。
1-2 第二の循環路としてのリンパ管系
●血管系は動脈血から静脈血に移行するので、「閉鎖血管系」と呼ばれる。なお、動脈と静脈は毛細血管網でつながっている。
●リンパ管が組織液の吸収管であることは、「血液循環説」から100年以上後のことである。
●リンパ管系は「リンパ輸送」と呼ばれる。これはリンパが一方向の流れだからである。
1-3 組織液はどう吸収されるのか
●毛細リンパ管の内皮細胞には多数の細線維(係留フィラメント)があり、内皮細胞を固定している。間質内に液体が留まると、組織間隙の圧が上昇し、細線維によって内皮細胞が外側に引っ張られるため、毛細リンパ管の内皮細胞の間隙が広がり、周囲から間質液が流れ込む。
1-4 リンパはどう流れるのか
●リンパ管にはリンパの流れの逆流を防ぐために弁があり、リンパは弁と弁の間のリンパ管分節の収縮や蠕動運動によって、常に一方向に輸送される。
●リンパ管分節の収縮はリンパ管壁にある平滑筋の自律神経によってコントロールされている。四肢にある集合リンパ管のリンパは、その管壁にある平滑筋細胞の収縮による自律的なポンプ機能によってリンパを体幹へ運搬している。
●心臓から出た血液が全身をめぐって戻ってくるまで約40秒と考えられている。しかしリンパ管系には心臓のようなポンプは存在しない。リンパはリンパ管分節をまたいで、その管壁にある平滑筋の律動的な収縮によって起こる自発的な運動によって、リンパはリンパ管分節内を行ったり来たりする「振り子運動」をして運ばれる。
●実際のリンパの流れには、体表の皮膚や筋など、外部からの刺激(マッサージや筋肉運動)、横隔膜による呼吸運動や小腸の蠕動運動など周囲の組織からの受動的な運動によって多く流される。
●筋ポンプによる運動は、体温の上昇による管壁平滑筋代謝の促進によって高まり、リンパ管の拡張もあいまってリンパの流れを活発にする。お風呂に入ると浮腫みが解消されるのは体温の上昇によってリンパの流れが良くなったためである。
●リンパが体の中を一周して元に戻るまでには約12時間かかると考えられている。
●『以前は、平滑筋をもたない毛細リンパ管には神経は分布しないと考えられていました。しかし、近年の電子顕微鏡による観察では、内皮細胞の結合部や核の基底側に近接して、裸の無髄神経が存在することが明らかになり、リンパ管内皮細胞と神経伝達物質(ペプチド)を含む神経との密接な関係を示唆する興味ある報告がなされています。これらの神経は、その表面にある受容体によって毛細リンパ管内腔のリンパや細胞間質の組織液の性状を感知し、リンパ管壁の透過性の調節に関与しているものと思われます。』
●神経周膜と鍼灸
-『ここでは東洋医学で古くから行われている「鍼灸」の臨床において、たいへん興味深い「経絡」「経穴」との関係性について説明しましょう。
東洋医学においては、全身(左右)に「気」「血」「津液」の補充や代謝のために網の目のように張りめぐらされた14の「経絡」があるとされています。経絡は、からだ全体を循環する12の「正経」に、「督脈」と「任脈」を合わせたものです。実際の治療では、これら経絡の上に存在する「経穴」(ツボ)が使われます。
「穴」といっても、もちろん実際に皮膚に穴があいているわけではなく、目には見えない「気」が出入りしている場所があるというのです。つまり、「経絡」は「気」や「血」の通り道であり、ツボはその道の上にある駅のようなものと考えられています。
「気」や「血」の流れが滞ったときに、経絡上のツボにトラブルが現れ、「臓腑」の不調が反映されることも多いとされます。簡単にいえば、ツボの刺激によって自律神経や感覚神経が刺激され、同時にリンパの流れがよくなり、その結果として、すべての臓器に対してよい影響を及ぼしているという考えです。からだの硬いところにはツボはなく、そこはまたリンパの流れも少ないので、両者のあいだには何らかの関係があることが推察されます。
現在の中国医学では、鍼灸の臨床からは、経絡の存在は疑うべからざるものとされています。経絡は気血循環の通路であり、全身にあまねく分布していて、内には臓腑に属し、外には四肢関節と連絡し、身体各部をつないで人体を完全に有機的に組織し、全身の機能系統を調節するものと考えられています。しかし、医学研究によっては、ほとんど解明されていないのが実状です。
「刺激による反応」という生理機能を解明するためには、まず「刺激の受容器は何か?」から明らかにしなければなりません。ここでいう受容器とは、皮膚の感覚神経の末梢端部です。
皮膚は、温かさ/冷たさといった温度や振動、痛みを感じます。また、その感覚には、単なる接触や圧迫に対する粗い触覚から、対象物が何であるかまで識別できる鋭敏な触覚まで存在します。ツボを刺激する方法としては、鍼や灸のほかに、指圧やマッサージ、電気刺激(温熱・振動)、レーザー照射などがあります。
それでは、ツボとはいったいどんなものなのでしょうか? 形態科学の立場から「機能するところに形態あり」とするなら、ここはさまに解剖学の出番です。そこで、ツボがあるとされる箇所に対する組織学的検索が行われました。
ツボがあるという皮膚の限られた部分に、神経や血管、リンパ管など、特別な組織構造があるかどうかが調べられたのです。ツボとよばれる部分には、その周辺の組織と比べて神経線維や血管、リンパ管の数が多い傾向にあるようですが、特殊で明確な構造物は観察されておらず、生理的に電気抵抗が弱まる部位や自律神経などとの関係は明らかではありません。
鍼灸では、経絡に沿った経穴、いわゆるツボの各種に鍼を基本的に皮膚に垂直に刺し、その際の患者の「ピリッときた」とか「気持ちがいい」といった、さまざまな反応を注意深く聞きながら深さを探ります。鍼は、局部の前後左右から立体的に数本刺入します。刺した鍼をそのまま一定時間放置したり、わずかに指で軽く叩いたり、振動させたりします。灸の場合は、経穴に艾を置いて火をつけるなどします。
このような刺激によって、最初に述べたような体液(髄液・リンパ)の交流による神経系への効果が生じるのでしょう。鍼灸の効果について、近年「“経絡”は神経周膜内の脳脊髄液系である」というたいへん興味深い新しい考え方が報告されています。東洋医学と西洋医学の接点として、ツボとリンパの関係は今後、非常に面白い課題であり、研究の進展が期待されます。』
※上記の「“経絡”は神経周膜内の脳脊髄液系である」とは直接関係のない話ですが、次のようなものを偶然見つけました。
“厚生労働科学研究成果データベース”の中に「神経内科 第78巻 第5号」(鍼灸刺激によるオピオイド量の変化)の抜粋資料があり、掲載されていた表はヒト(human)を対象にした実験で、鍼刺激により脳脊髄液が上昇したというものです。
第2章 リンパと初対面した先駆者たち
2-1 見えざる“管”を求めて
●リンパ管の発見は紀元前の5世紀の聖医ヒポクラテスによる“白い血”ということばから始まったとされている。また、紀元前4世紀には、アリストテレスによって無色の液体を入れた管、つまり血管と神経の中間の索状物(fibre)として記載されている。しかし、彼らは本当にリンパ管を見たかどうかは疑わしいとされている。
●リンパ管の発見として一般に認知されるのは1世紀を経た17世紀のことである。
●体の中で最大のリンパ管は「胸管」である。胸管は“みぞおち”からやや下方、背骨では第1腰椎の高さにある乳び槽から始まり、腹大動脈の後ろから横隔膜(大動脈裂孔)を貫いて胸部脊側を上行する。胸管は35~40㎝程あり、首の付け根の左鎖骨下静脈と内頸静脈との合流点(左静脈角)に注ぐ。胸管には、1日あたり2~3Lのリンパが流れている。
2-3 リンパ管を見る
●1980年代になって、リンパ微小循環生理学の精力的な研究によって新しい展開を見せている。
●近年のリンパ学における進展は、①リンパ輸送に関するリンパ管の筋ポンプ作用と自発的収縮や神経支配、②リンパ節におけるアルブミンの濃縮機構とリンパ循環動態および自然免疫反応、③がんの微小環境とリンパ管新生およびリンパ節転移機構など、「微小循環」「免疫学」「腫瘍学」を合体した「新しいリンパ学」の学問体系の創生がある。
第3章 リンパの源流をたどる
3-1 毛細リンパ管ってどんな管?
●毛細血管の直径は約10㎛で直径約8㎛の赤血球がやっと通れる程の細い管である。一方、毛細リンパ管の直径は20~75㎛なので毛細血管に比べるとかなり太い。細いリンパ管の先端部は袋状に閉じた状態(盲端)になっている。
●組織におけるリンパ管、動脈、静脈の細管の光学顕微鏡写真と走査型電子顕微鏡(SEM)写真を見ると、毛細リンパ管の管壁は一層の内皮細胞からなっており、動脈や静脈の管壁と比べて明らかに薄いことが分かる。
●扁平な形をしている内皮細胞間の結合は、しばしば小さな隙間がある(内皮細胞間隙)。この隙間が開くことによって血液が組織間隙に漏れ、やがて毛細リンパ管に吸収される。
●毛細リンパ管から集合リンパ管、リンパ本幹へと直径が太くなるにつれて管壁は厚くなる。
●リンパ管壁の平滑筋細胞の分布密度は部位によって異なる。下肢のリンパ管は1分間に4~6回の周期でリズミカルな収縮をする筋原性の自発収縮があるが、心拍と比べると約1/15と非常にゆっくりしたものである。
●図3-11は組織内のリンパ管網と動脈・静脈が絡み合って分布しているようすを確認できる。特に、先端が袋状に閉じた盲端部、“リンパの源流”が鮮明に写っている。
●『組織の通液路は、①毛細リンパ管までの吸収路を成す「前リンパ管通液路」、②排道リンパ管に付随して排出路となる「傍リンパ管通液路」、③細静脈に付随して、主として吸収路となる「傍静脈通液路」、3種に分類される。』
●横隔膜や壁側胸膜での中皮に見られる小孔とリンパ洞のあいだに細網線維からなる「前リンパ管通液路」があり、斑点状に散在するものを「篩状斑」と名付けているが、電子顕微鏡による観察によって、篩状斑では、腹膜とリンパ管とが直接連絡しており重要な通液路になっていることが明らかになった。
3-2 どこから、どのようにして生じるのか?
●血管系と異なり進化の過程でリンパ系がどのようにして現われたのか明らかになっていない。これには静脈から分化するという考えと、間葉性組織の間隙から分化するという考えがありまだ明確にされていない。
画像出展:「AI(Perplexity Pro)が作成」
本書の発行は2013年6月なので約12年前です。そこでAIに現在はどちらの起源説が有力なのか聞いてみました。
その回答は、静脈起源説でした。ただし、リンパ系の発生過程における間葉系細胞の重要性に対する認識は変わっていないようです。
第4章 全身に広がるリンパの支流たち
4-1 リンパはからだのどこに多い?
●リンパ管は「血管の分布していない組織にはリンパ管は存在しない」といわれるほど、リンパ管は血管と密接な関係にある。
●リンパ管と血管の位置関係は臓器によって異なるが、基本的には次の3つである。
① 毛細リンパ管の方が、毛細血管より臓器の内側の深いところにある(皮膚や消化管壁、腸絨毛など)。※1)体表・体腔
② 毛細リンパ管の方が、毛細血管より離れて、臓器周辺の小葉間結合組織にある(唾液腺や肝臓、膵臓など)。※2)膜組織
③ 精巣の精細胞や卵巣の卵胞●黄体などに対して、毛細血管は接しているが、毛細リンパ管はそれらの組織構造よりもっと離れたところにある。※3)精巣
●リンパ管が多い場所として、体表を覆う皮膚がある。ほとんどすべての部位の皮膚でリンパ管網はよく発達しているが、部位によって分布状況は異なる。
●皮膚を走るリンパ管は、皮膚組織中の余分な水分や老廃物の回収をはじめ、感染など炎症に伴う免疫反応でも重要な役割を果たしている。
●集合リンパ管は深筋膜を挟んで、浅い部分と深い部分の2ヵ所を独立して走っている。その特徴は、筋ポンプによる受動的な動きのみではなく、管の外周に平滑筋をもっていて自動的に収縮運動を行ない、リンパを体軸に近い方向(体幹方向)に送っている。集合リンパ管は体幹に向かって流れる過程で、下層の深リンパ管と交通して付近のリンパ節につながり、リンパを流す。
●舌、咽頭、喉頭は咀嚼や嚥下、発声など常に動きが活発であり、リンパ管がよく発達している。
画像出展:「深筋膜って何だ? (~リハ事典+~リハビリ(理学療法)の総合コンテンツ)」
筋膜は表層から浅筋膜→深筋膜→筋肉(筋外膜→筋周膜→筋内膜)となっています。
注)この図にはリンパは書かれていません。
4-2 薄い膜組織もリンパは流れる
●脳や脊髄にはリンパ管は存在していない。
●臓側腹膜、壁側腹膜など薄い漿膜内の中を血管や神経、リンパ管が走っている。これらは恒常性の維持に関わっていると考えられている。

















