歯周病の区分は次の通りです。
これを見ると私の歯周病は「軽度歯周炎」でした。対策は歯周病用の薬用歯磨きと歯ブラシを使い、1日2、3回、丁寧な歯磨き(10分以上)をすることでした。これを実践した結果、歯周病の症状(出血、腫れ、口臭)はなくなりました。ただし、これは「完治」ではなく、「治癒し安定した状態」と考えるべきとのことです。
以前は、誤って口腔内を傷つけてしまった場合、必ず口内炎になってしまっていたのですが、丁寧な歯磨きを行うようになって以来、口腔内の衛生状態が改善されたためと思いますが、口内炎にならず治癒するようになりました。なお、一点補足すると、口腔内を傷つけてしまった場合、就寝時に口腔内を乾燥させないように(口呼吸にならないように)、「鼻呼吸テープ」を3日間程使うようにしています。
幸い、歯周病は改善したのですが、歯周病を勉強するために数冊の本を買っていました。以下の本はその中の1冊ですが、書かれていることが斬新だったため調べてみました。
目次
第一部 歯周病の謎が解けた!
第二部 新治療法の普及を目指す現場から
新治療の効果に驚く歯科医師からの報告
歯周病が治った、驚いた! 患者さんの体験
Q&A
本書の「まえがき」に以下のような記述があります。
『歯周病といままでいわれてきた疾患はカンジダによって歯ぐきが食い荒らされ、そこから侵入した細菌が二次感染を起こしていたのだということがわかりました。
したがって、通称歯周病は、「口腔カンジダ症」の一病態であって、歯周病という疾患は存在しません。歯周病の症状を呈するいくつかの疾患の病態に対して、これらを一つの疾患と混同して、その状態に対して歯周病と俗称しているに過ぎないのです。』
この見解は一般的に考えられている歯周病とは異なるものです。そこで「国際歯周内科学研究会」と「日本歯周病学会」の見解を比較してみることにしました。
国際歯周病科学研究会
●「当会では下記文献に基づき、カンジダは歯周病の悪化に関与する増悪因子と捉えています。」
●歯周内科治療では「細菌・真菌・原虫などを特定し、それらに感受性のある薬剤を選択して微生物叢を綺麗な状態に改善する」治療と説明されています。
日本歯周病学会
●歯周病の主因・原因菌
日本歯周病学会は、歯周病の病因を「歯周ポケット内の細菌性プラーク(嫌気性グラム陰性桿菌など)によるバイオフィルム感染」と位置づけており、カンジダ属はここには含めていません。
●カンジダ属の扱い
カンジダは「口腔カンジダ症・義歯性口内炎などの日和見感染の原因真菌」として、主に高齢者・免疫抑制患者のリスク因子として別枠で扱われています。
歯周病の病原微生物としては、学会レベルでは採用されておらず、「歯周病カンジダ病原説」や抗真菌薬有効説についても、「学会としてエビデンスを認めていない」旨の解説があります。
●「無関係」とまでは言っていない
口腔カンジダ症と歯周病が同じ口腔内に共存し得ること、重度歯周病患者でカンジダ検出率が高いことなど、関連の可能性を示す研究は多数ありますが、系統的レビューでも「関連は強いが、病因としての正確なメカニズムは未解明」と結論づけられています。
ご参考:“慢性歯周炎患者におけるカンジダ属の検出”





