耳鳴り

耳鳴り保有者となって約7年です。いつもジージーいっているのですが、寝る前に「今日もけっこう鳴ってんなぁ~」などと思う程度で放置状態が続いています。鍼灸師なので、たまに思いついたように頭や耳周辺に刺鍼してみるのですが、“気”が入っていないためか、「無理じゃない?」などとネガティブに思っているためか、効く気がしません。

耳鳴りの患者さまがいないのもノンビリ構えている理由です。しかしながら、耳鳴りの患者さまが来るかも知れず、私自身のジージー・シャーシャー・キーンも無くなることに越したことはありません。

そこで、「何はともあれ、耳鳴りが何者か知ろう」ということで1冊の本を購入しました。ブログは目次をご紹介した後、耳鳴り患者の私が自分のために重要と感じた項目を7つ取り上げ、要点と思われる箇所を箇条書きにし、さらにその項目ごとに付いている分かりやすい図を貼り付けました。また、いくつか調べたことなども付け足しました。

そして、この本を拝読した結果、考えられる私の耳鳴りの原因は、①ストレス(特に長期にわたる睡眠の質の低下)、②騒音(テレビのボリュームを37にしていることが多い)、③老化 の3つではないかと考えました。

著者:渡辺繁

出版:幻冬舎

初版発行:2017年12月

 

はじめに

第1章 脳腫瘍、高血圧症……耳鳴りを放置すると命にかかわることもある

 日本人の約2割が耳鳴りに悩ませている

 「本当は怖い耳鳴り」と怖くない耳鳴り

 「持病だから」と放置していると危険

 耳鳴りはめまいと一緒に生じることが多い

 市販の薬で症状は根治しない

 舌がもつれたり二重に見えたりしたら注意

 【コラム】耳鳴りの危険度について

第2章 耳鳴りが発症するメカニズム

 聴覚系に障害が起こると症状が起きる

 片側の耳に突然起こる「突発性難聴」

 大音量が原因の「騒音性難聴・音響外傷」

 高齢者の耳鳴りの多くは「難聴」が原因

 女性に多いのは「メニエール病」

 耳垢が外耳道を塞ぐことによって起きる耳鳴り

 痛みがなく放置しがちな「滲出性中耳炎」

 外リンパ液が中耳に漏れ出す「外リンパ瘻」

 脳が「過敏」になることで症状が誘発される

 意外と多い「片頭痛」による聴覚過敏

 死の危険も…「脳梗塞」「脳出血」「脳腫瘍」

 耳鳴りが原因で「うつ病」になることも

 【コラム】耳と脳とのあいまいな境界

第3章 薬物療法、音響療法、心理的アプローチ……原因によって異なる「耳鳴り治療」

 耳鼻科で行われる耳鳴りの検査

 種類や音の大きさだけでは重症度を決められない

 総合病院の医師は耳鳴りに無関心なことが多い

 生活困難度を測るアンケート「THI」が重要

 問診では耳鳴り以外の症状を伝えることが大事

 耳鳴りが原因で「不眠」に悩まされる人が多い

 「消える」耳鳴りと「治る」耳鳴りがある

 消える耳鳴りは「伝音系」の障害によるもの

 「感音系」の障害は耳鳴りそのものを治す必要がある

 耳鳴りのかげには難聴が隠れていることが多い

 心身のつらい症状を軽減する薬物療法

 耳鳴りを気にならなくする音響方法

 カウンセリングと補聴器による「TRT療法」

 心因性の障害を軽減するカウンセリング

 音圧を聴く「中耳加圧療法」で鼓膜マッサージ

 光と電気の「キセノン温熱療法」で血行を促す

【コラム】心の問題とどう向き合うか

第4章 専門医の治療と組み合わせて早期の症状改善を目指す自宅でできる耳鳴り改善のための生活習慣

 1日7000歩のウォーキングで動脈硬化を予防

 こまめに水を飲んで内耳の水はけをよくする

 生活リズムの乱れは耳鳴りの原因になる!

 「週末に寝だめ」はNG。規則正しい睡眠を!

 眠れないときは静かな音楽をかけるとよい

 自分の生き方に向き合ってストレスをコントロール

 リラックス効果の高い入浴法で心身を癒す

 音楽のある生活が耳鳴りを軽減するという事実

 「考え方」を変えるだけでも耳鳴りはよくなる

 食べすぎを避け「腹八分目」の食生活を守る

 カフェインを含む飲み物や香辛料は控えめに

 ビタミンB12の多いレバーや貝類などの食品を摂る

 お酒はほどほどにし、タバコはきっぱりやめる

 難聴が原因の耳鳴りの人は補聴器を使うと快適に

 【コラム】耳鳴りと生活習慣予防

第5章 耳鳴りの原因・治療法を正しく理解し、症状に悩まされない日々を手に入れる

 私たちの「脳」は一部の音だけを選んで聞いている

 耳鳴りは「脳」が信号の変化に戸惑っている状態

 「苦痛を感じる脳」がさまざまな症状を生み出す

 3つのアプローチで「脳の悪循環」を断ち切る

 過敏になった「脳」が慣れてくれれば耳鳴りは治る

 【コラム】もっと補聴器に親しみを

大音量が原因の「騒音性難聴・音響外傷」

●耳鳴りには騒音のある場所で長期間をすごし、徐々に進んでいく両側性の「騒音性難聴」がある。

●爆発のような大音響によって起こる「音響外傷」による耳鳴りは両側性と片側性がある。

画像出展:「耳鳴りの原因と治療法」

 

高齢者の耳鳴りの多くは「難聴」が原因

●50歳代を過ぎて、「キーン」という高音の耳鳴りは老化現象による難聴の可能性がある。

●「老人性難聴」は音を電気信号に変える内耳の機能が、低下してくることが原因である。

「老人性難聴」に伴う耳鳴りの完治は非常に難しい。耳鳴りに慣れることが求められる。

画像出展:「耳鳴りの原因と治療法」

 

耳鼻科で行われる耳鳴りの検査

●ティンパノメトリー(ティンパノグラム)

ティンパノメトリーは、鼓膜がうまく振動しているかどうかを調べる検査。

●オーディオグラム(純音聴力検査)

オーディオグラムは「気導聴力」と「骨導聴力」を測定し、2つの検査結果から難聴の種類を判定する検査。

●固定周波数ピッチマッチ検査

ピッチマッチ検査とは、患者さんが感じている耳鳴りの音の高さを調べる検査。

●連続周波数ピッチマッチ検査

さらに詳しく耳鳴りの高さを調べるのが連続周波数ピッチマッチ検査。

●ラウドネスバランス検査

耳鳴りの音の大きさを調べるのがラウドネスバランス検査。

画像出展:「耳鳴りの原因と治療法」

 

ここで、ためしに“固定周波数ピッチマッチ検査・さいたま市・耳鼻科”で検索してみたところ、「耳鳴り外来」というものがあるのを知りました。 

こちらは、「耳鳴り外来」がある兵庫県西宮市の星野耳鼻咽喉科さまのサイトです。耳鳴りに関する情報が満載です。

そこで、次に“耳鳴り外来”で検索してみました。するとデンマークの補聴器メーカーであるワイデックスさまのサイトに「耳鳴りの専門的外来を実施している医療機関」という病院を紹介されているページがありました。なお、このページは”2018年9月6日現在”となっています。

このページには、ブログ“めまい”にも登場された、さいたま市のとくまる耳鼻咽喉科さまが掲載されていました。念のため、どのような検査を行っているのか調べてみると、“THI(質問票)”で現状を把握し、“標準純音聴力検査”と“ティンパノメトリー”を用いて検査を行っているようです。

なお、上記の星野耳鼻咽喉科さまも、「耳鳴りの専門的外来を実施している医療機関」の中にありました。

「消える」耳鳴りと「治る」耳鳴りがある

●耳鳴りには病気の治療とともに消失するものと、消失はしないけれど気にならなくなるものがある。

音の振動を伝える伝音系の器官(外耳や中耳)に原因がある耳鳴りは消える場合が多い。

音の振動を電気信号に変えて伝える感音系(内耳から脳神経にかけて)に原因がある耳鳴りは消えにくい。

原因不明の耳鳴りや加齢に伴う耳鳴りは、消えるということはあまり期待できない。

なお、「治る耳鳴り」とは、耳鳴りに慣れ気にならなくすることを目指すものです。

画像出展:「耳鳴りの原因と治療法」

 

消える耳鳴りは「伝音系」の障害によるものある

●伝音系の障害には、外耳道をふさぐ耳垢栓塞や鼓膜の動きを悪くする中耳炎、耳管狭窄症などがある。

画像出展:「耳鳴りの原因と治療法」

 

「感音系」の障害は耳鳴りそのものを治す必要がある

●感音系の障害は加齢による機能低下や、騒音ダメージなどなんらかの原因で「有毛細胞」の働きが低下したためと考えられる(有毛細胞:内耳に存在している蝸牛管の壁にあるコルチ器の中の感覚細胞)。

●感音系の耳鳴りは、蝸牛で生じた電気信号を伝える「聴神経」や、信号を受け取る脳の「聴覚中枢」の機能が低下しても起こる。

画像出展:「耳鳴りの原因と治療法」

 

こまめに水を飲んで内耳の水はけをよくする

内耳の水分代謝は脱水状態のときなどに悪くなりがちであり、そのために耳鳴りが起こる場合もある。水分摂取はこまめに飲むことがポイント。

●メニエール病では、北里大学医学部の長沼英明教授が推奨している「水分摂取療法」は大きな効果を上げている。